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骨粗鬆症

骨粗鬆症を放っておくと骨折することも!?

骨粗鬆症を放っておくと骨折することも!?

骨粗鬆症とは

骨粗鬆症は、年齢と共に骨の質が弱まり、密度が低下してしまう病気で、その結果として骨折リスクが高まります。特に中高年の女性に多く見られ、統計によれば、50歳以上の女性の約3分の1が何らかの形で影響を受けているとされています。ちょっとした刺激、例えばくしゃみや軽い負荷でさえも、骨折を引き起こす可能性があるため、日常生活において非常に慎重なケアが求められます。
背骨や大腿骨、また、手首や肩なども骨折しやすい部位とされ、特にご高齢の方では、その後の生活の質(QOL)に大きな影響をもたらします。骨粗鬆症は、私たちが進むべき高齢化社会において、避けては通れない健康課題となっています。

骨がもろくなる骨粗鬆症による骨折

骨がもろくなると言われる骨粗鬆症は、骨折のリスクを何倍にも高めてしまいます。ここで注意が必要なのは、骨折がいつの間にか起こっていることがあるという点です。「骨折のサイン」に気づくことなく、背骨がじわじわと圧迫されてしまう「無痛性圧迫骨折」が骨粗鬆症の症状の大きな特徴です。
「痛みがないから大丈夫」と安心せず、クリニックで定期的な検査を受けましょう。

初期症状は気づきにくい骨粗鬆症

初期症状は気づきにくい骨粗鬆症

骨粗鬆症は、初期症状に気づきにくい病気です。もし下記のような異変・症状がある場合、骨粗鬆症の可能性がありますので、お早めに大阪府守口市の森整形外科リハビリクリニックへご相談ください。

  • 若い頃と比べて身長が縮んだ
  • 背中が丸くなっている
  • 骨折しやすくなった

定期的なチェックで早期発見をはかりましょう。

骨粗鬆症の2つ原因

骨粗鬆症はその原因によって、「原発性」と「続発性」の2つに分類されます。
「原発性骨粗鬆症」は主に加齢、閉経、生活習慣などが関与しており、特に女性に多い病型です。
一方で、「続発性骨粗鬆症」は他の病気や薬の影響により発症します。

原発性骨粗鬆症の原因

  • 年齢の影響
  • 閉経後のホルモンバランスの変化
  • 過度な減量や極端なダイエット
  • 遺伝的要素
  • 細身や小柄な体型
  • 喫煙習慣
  • 過度なアルコールの摂取
  • バランスを欠いた食事
  • ほとんど運動をしない

など

続発性骨粗鬆症の原因

  • 生活習慣病(糖尿病、慢性腎臓病、動脈硬化、COPDなど)
  • その他の病気(ステロイド性骨粗鬆症、関節リウマチや他の自己免疫疾患、副甲状腺機能亢進症、甲状腺機能亢進症など)

など

これらの要素は、骨の密度を下げ、骨粗鬆症のリスクを高めます。

骨粗鬆症の検査・診断

下記のような様々な検査により、骨粗鬆症を診断します。

  • 診察・問診(現在の症状と患者さんの症状を確認)
  • 骨塩定量検査(骨のカルシウムなどの量を測定し診断)
  • 血液検査(骨代謝マーカーやカルシウム、ビタミンレベルをチェック)
  • MRI(新しい骨折や脊髄の圧迫、その他の疾患との識別を詳細に分析)

骨粗鬆症の治療と予防

骨折は身体の動きに重大な支障をもたらし、特に高齢者においては生活の質(QOL)に大きく影響します。
そのため、骨粗鬆症の予防と改善は、身体の健康を維持する上で欠かせません。
治療は、生活の見直しと薬物療法の組み合わせが一般的です。

食事療法

骨粗鬆症の治療と予防適切な食事療法は、骨の健康をサポートし、骨粗鬆症の進行を抑える手助けとなります。
カルシウム、タンパク質、ビタミンなど、骨の健康に必要な栄養素をバランス良く摂取することが大切です。
また、アルコールやカフェインの過剰な摂取は避けることが推奨されます。

運動療法

骨粗鬆症の治療と予防体を動かすことが骨を強化し、骨粗鬆症の進行を遅らせます。特に筋力を増強し、体のバランスをサポートする運動は、骨折の予防にも繋がります。安全で無理なく実施できる運動プログラムを続けることが重要です。

薬物療法

③痛みを早期に抑え、慢性化を防ぐ 骨密度の低下が著しい方や、すでに骨折の経験がある方においては、薬物療法が積極的に検討されます。
「年齢なので仕方ない」と諦めず、適切な治療を受けることで、日々の生活の質を守りましょう。
食事や運動と併せて、薬物療法により総合的なサポートを提供します。