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股関節が痛い(右だけ・左だけ・片方)

股関節が痛い、足の付け根の痛みでお悩みの方へ

股関節が痛い、足の付け根の痛みでお悩みの方へ

日常生活を送る中で股関節が痛くなると、動きづらさやストレスを感じるものです。足の付け根やお尻、骨盤が痛い、股関節あたりに痛みや違和感があるなどのお悩みがある方は、大阪府守口市の森整形外科リハビリクリニックへご相談ください。

どこが痛むか把握しましょう

股関節や脚の付け根など、現状として「どこが痛むのか」を把握しておきましょう。
股関節の痛みに関連する痛みが発生する場所は、以下の通りです。

  • 足の付け根
  • 太もも
  • 骨盤
  • お尻
  • ひざ

など

これらに痛みや違和感を感じる時は、できるだけお早めにご相談ください。「様子見」が長引くと大変なことになるかもしれません。

痛みのタイミングと特徴をチェック!

股関節に痛みを感じるのは、いつ、どんな時でしょうか?また、タイミングだけでなく特徴がある場合にはそちらも把握し、医師の診察を受けた時に伝えられるようにしておきましょう。
なお、以下のタイミングや特徴がある場合は要注意です。

  • 左だけ(もしくは右だけ)痛い
  • 左右どちらも痛む
  • 歩くと痛い
  • 階段の昇り降り
  • 脚を使うスポーツ(ランニングやサッカーなど)
  • 産後の影響

など

これらの症状が見られる場合には、お早めにご連絡ください。

股関節の左だけ・右だけが痛む理由は?

股関節の左だけ・右だけが痛む理由は?股関節の痛みは、鼠蹊部の左右が同じタイミング(もしくは左右のどちらだけ)で感じます。また、左右のいずれかだけが痛む場合、骨盤の歪みや先天性な異常である可能性があります。このほか、過去の怪我による後遺症や体重を支えるバランスが崩れることも股関節の痛みの原因です。
股関節の痛みが現れることは、珍しいことではありません。ですが、痛みが生じる=体に異常が起こっているというサインであるため、痛みが出た時点ですぐに受診することが大事です。

股関節が痛む原因は?考えられる疾患

変形性股関節症

股関節は、胴体と脚を繋いで体全体を支える関節です。変形性股関節症とは、関節が変形することで壊れてしまう病気で、重症化すると球形の関節面が消失してスムーズな動きができなくなることが特徴です。
股関節が痛いというお悩みをお持ちの方の多くが、「変形性股関節症」と診断されています。

原因

変形性股関節症の原因の8割は、「寛骨臼形成不全」と言われています。また、長時間の立ち仕事や重いものを持つ作業、肥満なども原因です。

症状

変形性股関節症の症状は、「初期」「中期」「末期」の3段階に分かれます。また、股関節の痛みの他、可動域の制限、歩行困難など様々な症状を伴います。

症状の進み方

初期
まず、初期症状として脚の付け根に痛みが生じます。特に、立ち上がりや歩き始めに痛みを感じることが多いようです。ただし、初期段階では歩いていると痛みがなくなるため、症状が出ていることに気づかないケースもあります。

中期
中期になると、股関節の痛みが強くなり日常生活に困難さや負担を感じるようになります。歩行時や動作時に起こる痛みをはっきりと感じ、日常生活の一部(靴下を履く、脚の爪を切る、しゃがみ込むなど)に負担が出るようになります。さらに、股関節に大きな負担がかかる動きをすると、骨同士が当たるように感じることがあります。
なお、関連痛として股関節以外の部分(腰部、臀部、大腿部、膝など)に痛みを感じることもあります。

末期
末期になると、脚の付け根が伸びなくなります。そして、負担や困難さを感じる日常生活の範囲が広がり、外に出ることそのものが辛く感じるようになります。さらに、外出が減ることで体重が増えたり運動不足になる、ストレスが溜まるなど悪影響が重なることによって、うつ状態に陥ったり認知症の症状が出てしまうケースがあります。
なお、末期症状の特徴として、脚の付け根が伸びなくなるほか、膝頭が外を向くようになったり、左右の足の長さに違いが出たりすることもあります。

治療法

変形性股関節症の治療法には、「保存療法」と「手術療法」があります。基本的には「保存療法」を行い、保存療法で効果が出なかった場合のみ、手術を行うことがほとんどです。
保存療法には、薬物療法、運動療法(リハビリテーション)などがあり、複数の治療を組み合わせて最適な治療を行います。

リウマチ性股関節症

リウマチ性股関節症は、関節リウマチや似たような疾患によって関節が破壊されてしまう病気です。中期、末期になるにつれて「変形性股関節症」と同じような症状になるため、治療法も「変形性股関節症」と同じような内容になります。

原因

関節リウマチは、何らかの原因で自分自身の正常組織を免疫細胞が攻撃してしまうという、「自己免疫疾患」の1つです。現在、詳しい原因は解明されていません。

症状

関節リウマチの症状は、関節内の「滑膜」という組織に炎症が起こることによる全身の関節の変形や痛みです。

治療法

関節リウマチの治療方法は、薬物療法による保存治療が基本です。ただし、保存治療でも改善が見られない場合や、股関節の変形によって日常生活に影響がある場合は、手術を行うこともあります。

骨頭壊死

骨頭壊死とは、大腿骨頭という大腿骨側の骨の中が壊死(血液が通わない)状態になってしまい、最終的には骨頭が潰れてなくなってしまう状態です。厚生労働省の難病指定となっており、一度罹患してしまうと治すことはほぼ不可能と言われています。

原因

骨頭壊死の原因は不明です。ただし、お酒の摂取量が多い人やステロイド剤(副腎皮質ホルモン)を使用している人に生じやすいことがわかっています。また、お酒を飲まない、ステロイド剤を使っていない人でも発症する「特発性大腿骨頭壊死症」も起こる可能性があるため、注意が必要です。

症状

骨頭壊死によって潰れた部位の影響で、股関節痛、腰痛、膝の痛み、臀部痛などが起こります。

治療法

骨頭壊死の治療の基本は保存療法です。安静にしておくこと、杖を使用することによる負担軽減、減量などの生活改善、薬物療法(消炎鎮痛剤など)があります。また、保存療法によって改善等が見られない場合には手術を行うこともあります。

大腿骨頚部骨折

大腿骨頸部骨折は、高齢の方に多い症状です。ただし、転倒など強い外傷がきっかけで大腿骨頚部を骨折してしまうため、若い人でも起こる可能性はあります。なお、骨折は治療によって治りますが、大腿骨頭への血行が悪くなるため、骨頭壊死と同じ症状が起こったりするなどの経過を辿ることになります。

原因

大腿骨頚部骨折は、交通事故や転落事故などの外部からの強い力(衝撃など)が加わることで起こります。また、高齢者の場合は「骨粗鬆症」が原因で骨折してしまうケースがあります。特に、骨粗鬆症によって骨折してしまう場合、少し転んだり、脚を捻る程度でも折れてしまうため、注意が必要です。

症状

大腿骨頚部骨折は、骨折した直後から歩くことができないほどの痛みと腫れが起こります。主に足の付け根に痛みが起こりますが、骨折の程度や状態によって直後は痛みを感じなかったり、歩くことができる可能性があります。また、膝が痛くなる可能性があります。
なお、大腿骨頚部骨折は、「内側骨折」と「外側骨折」があります。外側骨折の方が症状は重く、大量出血が起こる可能性があるため、早急に適切な処置を行わなければなりません。

治療法

大腿骨頚部骨折は、症状によって治療方法が異なります。「内側骨折」で骨のズレがほとんどないことや比較的若い人の場合、全身状態が悪く手術が難しい場合には、保存療法を行います。また、高齢者や全身状態に問題がない場合には、手術によって早期に痛みをとる治療を選択することがあります。手術によって早期改善を行うことで、リハビリを開始することが理想的です。

単純性股関節炎

単純性股関節症は、発症年齢が3〜10歳ととても若いことが特徴です。また、小児の股関節痛の中で最も頻度が高く、男の子に多く見られます。

原因

単純性股関節炎は、風邪や運動・スポーツなどによる軽い外傷が原因と言われています。

症状

純性股関節炎は、股関節から膝にかけての痛みや運動時痛、股関節の動きに制限が見られます。また、急な股関節痛や大腿部、膝の痛みによって歩けなくなったり、脚を引きずりながら歩くようになったりする症状も起こります。

治療法

保存療法がメインとなります。通常1〜2週間ほど安静にすることで自然治癒するため、できるだけ激しい運動をしないようにすることが重要です。また、痛みに応じて内服薬や湿布によって治癒をサポートすることもあります。

鼠径部痛症候群(グローインペイン症候群)

鼠蹊部痛症候群(グローインペイン症候群)は、鼠蹊部や下腹部に痛みが生じるものです。特に、ボールを蹴る競技(サッカー、ラグビー、アメリカンフットボールなど)をやっている人に発症するケースが多く、治療をしないままに運動を続けていると慢性化してしまうこともあります。最悪の場合、痛みと機能障害の悪循環が起こることもあるため、少しでも痛みを感じたらすぐに受診するようにしましょう。

原因

鼠蹊部痛症候群は、ボールを蹴る動作によって鼠蹊部に大きな負担がかかることが大きな原因です。また、ボールを蹴る動作を繰り返すことによって股関節の可動域が制限されたり、筋力が低下してしまったりすることによって鼠蹊部へのストレスが生じ、痛みなどが起こると言われています。

症状

鼠蹊部痛症候群の症状は、股関節やその周辺に痛み(圧痛、運動時痛、放散痛など)が起こります。基本的にはボールを蹴る時や全力で走る時に痛みが出ますが、慢性化すると日常生活でも痛みが生じるため、早めの治療が必要です。

治療法

鼠蹊部痛症候群の治療は、1〜2週間運動を控えて安静にすることで炎症を落ち着かせることから始まります。また、初期段階であればアイシングや薬物療法、物理療法によって痛みをコントロールし、再発予防などを目的とした運動療法を行います。重症化している場合には手術を行うこともありますが、実際に手術が行われるケースは稀です。

股関節が痛い・左右どちらかの痛みが続く場合には当院までご相談ください

股関節が痛い・左右どちらかの痛みが続く場合には当院までご相談ください

股関節の痛みは、歩行や立ち座りなどの動作をはじめとした日常生活に悪影響を与えます。また、スポーツをやっている方にとってもストレスになるため、早めの診断と治療が必要です。
痛みが出たからといって動かないというだけでは、筋力の低下や完治後の運動が難しく悪循環になってしまうこともあります。当院では、丁寧な診断と適切な治療のご提案で患者さんをサポートします。
まずは、お気軽にご相談ください。

 
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